【韓国ドラマ『ラブソリューション 〜愛の解決策、教えます〜』】あらすじ・キャスト・感想

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2024年1月31日(水)よりU-NEXTにて、韓国ドラマ『ラブソリューション 〜愛の解決策、教えます〜』が、“U-NEXTオリジナル”として日本初、独占見放題配信スタートした。

『ペントハウス』『パンドラ 偽りの楽園』のイ・ジアと『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』『悪霊狩猟団:カウンターズ2』などに出演しているカン・ギヨンが主演を務める本作。元弁護士で敏腕離婚解決士に転身したキム・サラ(イ・ジア)が元検事の弁護士、トン・ギジュン(カン・ギヨン)とともに不幸な結婚生活を送っている人たちを救っていく。

目次

『ラブソリューション 〜愛の解決策、教えます〜』物語概要

弁護士のキム・サラ(イ・ジア)は、夫が代表弁護士を務めるチャユルローファームに所属していたが、夫と姑の策略で刑務所に入れられてしまう。息子も奪われ失意のどん底に入る中、母親も急死。以前、法廷で知り合ったソン・ジャンミ(キム・ソニョン)から離婚解決士として一緒にビジネスをやらないかと言われ、一度は拒否したものの、夫に復讐すべく立ち上がる。同じ頃、検事を辞めたトン・ギジュン(カン・ギヨン)も検察庁を追われ弁護士になる。かつて恋人同士だった2人は離婚解決会社「ソリューション」で再会し、共に仕事を始めることになる。

『ラブソリューション 〜愛の解決策、教えます〜』物語概要 主要キャスト

キム・サラ(演:イ・ジア)

夫・ノ・ユルソンの母親が会長を務めるチャユル法律事務所で弁護士をしていたが、ある日偽装離婚と息子の不正入学の罪を着せられ服役することに。夫に復讐をすべく刑務所で自身を鍛えなおす。出所後、裁判を通じて知り合いになったソン・ジャンミの会社「ソリューション」で、離婚解決士として働くことになる。有能な女性だが、一人息子のソユンのことになると取り乱してしまう。

トン・ギジュンカン・ギヨン

南西部地検の検事だったが、退官し弁護士となる。サラとは学生時代に恋人同士だった。ソリューションに弁護士としてスカウトされ、サラと働くことになる。頑ななサラに対し、優しく紳士的に接する人物。

ノ・ユルソンオ・ミンソク

チャユル法律事務所代表。サラと強引に結婚したが、サラをよく思わない母親の言いつけで、サラを貶める。さらに浮気相手まで殺してしまう極悪人。母親から自立できない自分に苛立ち、手段を選ばず権力を手にしようとする。

ソン・ジャンミ(キム・ソニョン)

夫との離婚裁判でサラと出会い、助けてくれたサラに恩義を感じている。離婚で莫大な資産を手に入れたため、自分のように夫婦関係で悩んでいる人を助ける「ソリューション」を立ち上げ、サラを誘う。

カン・ボム(ソ・ヘウォン)

ソリューションのメンバーで元刑事。

クォン・テギ(イ・テグ)

ソリューションのメンバーで元ハッカー。

チャ・ヒウォンナ・ヨンヒ

ユルソンの母親でチャユル法律事務所の会長。ロースクール設立のためにあらゆる悪事に手を染めている。

『ラブソリューション 〜愛の解決策、教えます〜』感想(ネタバレあり)

物語の冒頭で『ミッション:インポッシブル』を思わせる作戦真っただ中のサラたちが映し出される。イ・ジアが『パンドラ 偽りの楽園』で見せたアクションが再びみられるとワクワクした。現在、第10話(全12話)まで配信されているが、ほぼ1話完結型で、さまざまな夫婦の悩みを解決していく。

サラは夫が代表を務める大手法律事務所の弁護士として活躍し、いわゆるセレブの生活を送っていたが、姑と夫に騙され刑務所行きに。「諦めたら自分が損する」と自分に言い聞かせ、つらい刑務所生活を耐え、会えない一人息子を思いながら再起と復讐を誓う。

登場当初はサラのカッコよさが際立ったが、物語が進むうちにサラの危なっかしい性格が浮き彫りになっていく。特に一人息子のソユンのことになると理性を失い、元夫、ユルソンの言いなりになってしまうところも。過去にはギジュンと恋人同士だったが、母親のためにユルソンと結婚をした経緯もあり、大切な人のために自分を犠牲にしてしまう…といえばよく聞こえるが、どこか1本筋の通らないところも見受けられ「???」となる人もいるだろう。

一方でギジュンは、1本筋が通る正義感あふれる弁護士を演じている。検事時代はメガネをかけていなかったギジュンだが、弁護士になってからはメガネを着用。カン・ギヨンはやっぱりメガネをしていたほうが素敵だ…と改めて感じた。サラが結婚してからも一途に思っていたようで、ユルソンへの敵対心に男としての嫉妬も垣間見える。

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』で、パク・ウンビンの上司となる弁護士を演じ、一躍注目されたカン・ギヨン。『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』では、重要な役どころだったものの、あくまでもサブキャスト。今回主演を務めたことで新たな魅力を発揮しているし、このドラマのどことなく「??」と感じるところをカン・ギヨンが埋めてくれているような気がする。

とにかくギジュンの深い愛情に心を打たれる。サラも自宅のキーの暗証番号がギジュンの誕生日だったり、2人の思い出の品を大事にとっておいたりしているのに、そんなギジュンに対して素直になれない。2人の距離が近づいたと思ったら離れてしまうのにやきもきしてしまう。現在は「サラ自身のソリューション」と題して、サラはユルソンと復縁しているから、ギジュンの心情はいかばかりだろう。

サラの母親の死にユルソンが関わっているのは間違いないのだが、今のところ、ことごとく証言してくれる人が抹殺されている。ここも「もう少し危機感を持ってくれ~~!」とサラに言いたい気分なのだが、最終的にはユルソン親子を成敗してくれると信じたい。

『ラブソリューション 〜愛の解決策、教えます〜』最終回 感想(ネタバレあり)

『ラブソリューション 〜愛の解決策、教えます〜』の最終話が配信された。めでたくユルソンがサラの母親殺しの容疑で逮捕された。そして意外なことに、ことの発端となったナ・ユミ殺人事件の首謀者は、ユルソンの母であるチャユル法律事務所のチャ会長だった。

それにしてもすさまじい親子だった。自分の罪を息子に押し付けようとする母親、それをして母親に報復する息子の戦いが呆れるばかり。「息子を守る母親ばかりではない」と言い切るチャ会長は、ある意味アッパレな悪人ぶりだったと思う。手錠をかけられても「これは陰謀だ!」と言い切る姿に唖然とする。

この母親の息子らしくユルソンも最後まで改心することはなかった。最後はセネガル行きの冷凍コンテナにサラを閉じ込めて殺そうとするユルソンだが、そもそも敵であるユルソンの車に簡単に乗ってしまうサラも相変わらず危機感がなさすぎた。

間一髪、ギジュンが助けに来たから良かったものの、その際にも「今回は死ぬと思った。助けに来ないと思った」と口にするサラって一体…と思ってしまう。途中でユルソンが母親のチャ会長に対して「サラの学習能力の高さを忘れていた…」とぼやくシーンがあったが、どこに学習能力があるんじゃっ!と突っ込んでしまったのは筆者だけではないだろう。

そんなサラを優しく抱きしめるギジュンだが、やはりこの物語はギジュンを演じるカン・ギヨンがいたから見続けられたと確信した。包容力があって、ちょっとお茶目な大人の男性を演じさせると、この方は抜群に魅力を発揮する。(決してカン・ギヨンびいきではないのだが…)

ボムとテギの結婚式でサラが2人に問いかけるシーンは、結婚とはなんぞや…と改めて考えるのにぴったりだった。この物語で初めてサラに共感したシーンだったと思う。

最後はギジュンのプロポーズを条件付きとはいえサラが受け入れたし、息子のソユンもギジュンに懐いているようで、ハッピーエンドとなった。何度も言うが「???」と思うところはあるものの、イ・ジアとカン・ギヨンの大人のカップルを楽しめる作品だと感じる。

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この記事を書いた人

国家公務員・一般企業勤務を経てフリーランスのライターになる。高校時代に観た映画『コーラスライン』に衝撃を受け、ミュージカルファンとなり、以来30年以上舞台観劇をしている。最近はストレートプレイも積極的に観劇。さらに第一次韓流ブームから、韓流ドラマを好んで視聴。最近のお気に入りはキム・ドンウク。

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