チュ・ジフン×ハン・ヒョジュ初共演 韓国ドラマ『支配種』4月10日よりディズニープラスで独占配信スタート 会見レポート

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2024年4月10日(水)よりディズニープラス「スター」にて、韓国ドラマ『支配種』が独占配信スタートする。

本作は『秘密の森~深い闇の向こうへ~』の脚本家、イ・スヨンの最新作で、ディズニープラススターで独占配信中『グリッド』のパク・チョルファン監督と再びタッグを組んだ話題作だ。

大統領を狙ったテロ事件の犯人を暴くため、元軍人のウ・チェウン(チュ・ジフン)がテロの生存者である国際的企業BF社の代表、ユン・ジャユ(ハン・ヒョジュ)のボディーガードとなり、事件の真相に迫るノンストップ・サスペンス。チュ・ジフンとハン・ヒョジュの初共演が注目され、イ・ヒジュン、イ・ムセンといった個性派俳優が脇を固めるのも楽しみな作品だ。

配信に先駆け、4月8日(月)に韓国・ソウルで記者会見が行われ、チュ・ジフンハン・ヒョジュイ・ヒジュン、イ・ムセン、パク・チョルファン監督が登壇した。その模様を紹介しよう。

左からイ・ムセン、ハン・ヒョジュ、パク・チョルファン監督、チュ・ジフン、イ・ヒジュン (C)2024 Disney and its related entities

今回の役柄にマッチしていると思われる上下黒のスーツで登場したチュ・ジフンとハン・ヒョジュは、クールな表情で写真撮影に応じた。会見が始まり、豪華キャストが集まった本作への手ごたえについて聞かれたパク・チョルファン監督は「安定感のある演技をする方々なので、何も心配することなく、毎回撮影現場へ行くことができました」と満足そうに語った。

昨年は、本作と同様にディズニープラススターで独占配信された『ムービング』で超能力を持つ息子を持つ母親を演じて話題となったハン・ヒョジュ。まずは「『ムービング』が愛されたように『支配種』も多くの方に愛されてほしい」と挨拶した。今回演じるのは、人口培養肉の技術によって新たな時代を切り開いた国際的企業BF社の代表ユン・ジャユ。少し謎めいた雰囲気のあるクールな経営者の役とあって、ハン・ヒョジュの魅力の一つでもある笑顔は封印されるとのこと。

役作りについて「脚本を受け取った日、私にもこのような脚本が来るなんて!とあまりにうれしくて日記をつけました。枯れ木の葉をイメージして、善人なのか悪人なのか区別がつかないミステリアスな人物として演じようと思いました。感情を表に出さない設定の中、どのように変化を与えるか、表現をするのか悩み、自分が普段話す感じとは違うトーンで話したりしました」と語った。

ハン・ヒョジュ(C)2024 Disney and its related entities

物語の冒頭で、ユン・ジャユがプレゼンをするシーンが描かれるのが見どころの一つでもあり「TED(Technology Entertainment Design)の講演映像など、参考になりそうな映像を探して練習をしました。撮影本番ではプロンプターを読んでもよかったのですが、個人的に完璧に演じたかったので、全てのセリフを丸暗記して撮影に臨みました」プロ魂を見せた。

ハン・ヒョジュ(C)2024 Disney and its related entities

ユン・ジャユのボディーガードとなる元軍人のウ・チェウンを演じるチュ・ジフンの見せ場は、なんといってもアクションシーンだ。アクション監督が「天才」と賞賛しているが、本人は「地に足の着いたアクションのほうがストーリーに説得力が出ると思い、派手なアクションよりもリアルなアクションを作りました」と語った。

チュ・ジフン(C)2024 Disney and its related entities

さらにボディスーツを着て入社面接を受けるシーンも印象深かったようで「かなり体にフィットしていたので、丸裸になった気持ちがして恥ずかしかったです。グリーンスクリーンの前で一人でアクションをするのは、不思議な感じがしました」と冗談交じりに語り、会場の笑いをさらった。

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初共演となるハン・ヒョジュについては「ヒョジュさんは凛としていて芯が強く、密度の高い俳優だと思いました。プライベートな話をしている時もそうですし、演じる時も熱心なので、頼りにしていました」と語った。

一方のハン・ヒョジュも「チュ・ジフンさんは俳優として現場での振る舞いも素晴らしいですが、現場全体を見渡すプロデューサーとしての目も持ち合わせている。トラブルが起こったり、起こりそうになったりすると声をかけてくださったりしたので助かりましたし、心強かったです」と語り、絆を感じさせた。

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ハン・ヒョジュは、野心溢れる国務総理ソヌ・ジェ役を演じるイ・ヒジュンとのシーンについても振り返り「現場でヒジュンさんと会うのが楽しみでした。毎回テイクごとに演技が異なるので、今日はどのように演じるんだろうとワクワクするんです。演劇のように1テイクを10分以上のロングテイクで撮影することもあり、楽しかったです」と語った。

イ・ヒジュン(C)2024 Disney and its related entities

イ・ヒジュンは、チュ・ジフンとのシーンでも、予定になかったロングテイクを提案したそうで、チュ・ジフンから「撮影後、“楽しかった”を連発していました」と暴露されると頷きながら満面の笑みを浮かべた。シリアスな展開が予想されるドラマであるものの、会見では時に笑いが起こるなど、撮影現場の和気あいあいとした雰囲気が伝わってきた。

BFグループの創立メンバーで、ユン・ジャユの20年来の友であるオン・サン役のイ・ムセンは「理性的でジャユにとっては心のよりどころのような存在。2人の間にチェウンが入り込み、新たな物語が形成されます」と自身が演じる役について語った。

イ・ムセン(C)2024 Disney and its related entities

非接触式空中浮遊ディスプレイ端末を使うシーンの撮影に話が及ぶと「最初は慣れませんでしたが、スタッフの方が“ここにはこういう映像が出て、ボタンがここにあって……”と詳しく説明してくれたおかげで上手く演じることができました。画面を伸ばしたり縮めたり、まるでダンスをするようで楽しかったです」とほほ笑んだ。

本作のテーマは、現在世界中で研究・開発競争が激化している「培養肉」。普及には課題も多くさまざまな議論が展開されているが、キャストたちもそれぞれ想いを持って作品に挑んだようだ。

チュ・ジフンは「本作は話題となっているテーマを興味深い話を交えて描いているので、この問題を考えるきっかけになってほしいです」と述べ、イ・ムセンは「培養肉は商品化できるところまで来ています。それがもたらす事件もある。そういう中で一度しっかり考えてみるべきテーマだと思いました。この作品を通じて、僕も俳優として、人間として、倫理的、政治的、経済的な面から(培養肉について)考えるきっかけになりました」と語った。

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『支配種』

ディズニープラス スターで、2024年4月10日(水)より独占配信開始(全10話/毎週水2話ずつ配信)
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