2024年 3月28日(木)〜31日(日)シアタートラム(東京都・世田谷区)にて、『ポート・オーソリティ-港湾局-』の上演が決定した。
アイルランドを代表する劇作家コナー・マクファーソンの代表作『海をゆく者』のアンサープレイとも受け取れる『ポート・オーソリティ-港湾局-』。勝負に繰り出す人生に対して、流れに身を任せ踏みとどまり、海を見つめる静かな生き方をした3人の男たちの心の声を人気・実力俳優たちの語りで上演される。
進むべき道を決めかねている若者役に、崎山つばさ、西山潤、櫻井圭登、橋本祥平。ユーモアあふれる大酒飲みの中年役に、眞島秀和、山中崇。老人ホームで暮らす老人役に『海をゆく者』にも出演した平田満、大谷亮介が出演。2021年にコナー・マクファーソン作『ダブリンキャロル』(出演:首藤康之、山下リオ、小日向星一)の日本初演コンビ、常田景子の翻訳、荒井遼が演出を手掛ける。
公演終了後に出演者と演出の荒井やクリエイターとのアフタートークも開催予定。詳しくは公演日程を確認しよう。
演出:荒井遼コメント
コナー・マクファーソンの世界の人物たちはとにかく愛くるしい。酒浸りで若者に管を巻いたり、嫉妬したり、早とちりで喜んだり。そういう人物と出会うのはとても楽しい。どんどん一緒に酒を飲む。しかしふと素面になる。その時、背中にひやっと寒くなるような、とんでもない孤独が見えてくる。淋しいのはお前だけじゃない。そして感じる。言葉を話す動物たちの友情、愛情、つながりはとても尊い。素晴らしいキャストの皆様に集まって頂き、上演がとても楽しみです。ご来場をお待ちしております。
出演者プロフィール
崎山つばさ
1989年11 月3 日生まれ 千葉県出身。2014年、舞台作品で俳優デビュー。翌年出演したミュージカル『刀剣乱舞』の石切丸役で注目を集める。以降、数々の舞台で主演を務め、映像作品にも出演。出演作にドラマ『科捜研の女』『遺留捜査』『仮面ライダーギーツ』、映画『仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐』、舞台『怖い絵』(作・演出:鈴木おさむ)『サンソンールイ16 世の首を刎ねた男ー』(演出:白井晃・脚本:中島かずき(劇団☆新感線))『赤ひげ』(演出:石
丸さち子・脚本:堤泰之)『エウリディケ』(演出:白井晃)など。
西山潤
1998年7 月12 日生まれ。神奈川県出身。2006 年に『サイレン~FORBIDDEN SIREN~』で映画デビュー後、2008 年〜2009 年には『20 世紀少年』で唐沢寿明扮する主人公・ケンヂの幼少期役に抜擢。近年には、日曜劇場『ドラゴン桜 第2 シリーズ』、『VIVANT』、大河ドラマ『どうする家康』など数々の有名な作品に出演。最近の出演作は、地上波連ドラ初主演を務めたドラマ『こういうのがいい』、w主演の『好きやねんけどどうやろか』。
櫻井圭登
1993年2 月8 日生まれ。東京都出身。舞台を中心に活動中。幅広く役を演じ分け、また歌やダンスのパフォーマンス力を活かした舞台にも多く出演している。主な出演作品に、ミュージカル『スタミュ』(辰己琉唯役)、舞台『刀剣乱舞』維伝 朧の志士たち(肥前忠広役)、演劇調異譚『xxxHOLiC』(座敷童役)、舞台『キノの旅II -the Beautiful World-』 (主演キノ役)、舞台『地獄楽-終の章-』(シジャ役)などがある。2023 年にはアーティストとしてオリジナル楽曲の配信を開始するなど活動の幅を広げている。
橋本祥平
1993年、神奈川県生まれ。2013 年に舞台『陽炎ペイン』で舞台デビュー、2016 年の歌劇『明治東亰恋伽〜朧月の黒き猫〜』で初主演を務める。【舞台】ミュージカル『薄桜鬼』シリーズ斎藤一役、舞台『刀剣乱舞』太鼓鐘貞宗役、『文豪ストレイドッグス』シリーズ芥川龍之介役、『幽☆遊☆白書』飛影役など【映画】『文豪ストレイドッグス BEAST』主演、『舞倒れ』下戸(おりと)役、東映ムビ×ステ『邪魚隊/ジャッコタイ』2024 年初夏公開予定。【TV】日本テレビ ドラマ『あいつが上手で下手が僕で』、日本テレビ バラエティ『ろくにんよれば町内会』など。
眞島秀和
76年11 月13 日生まれ。山形県出身。李相日監督作品、映画『青 chong』でデビュー。以降、映画、ドラマ、舞台、CM等幅広く活躍。近年の主な出演作として、映画『彼方のうた』(杉田協士監督)、『ある男』(石川慶監督)など。ドラマでは、『麒麟がくる』(NHK)、『しょうもうない僕らの恋愛論』(主演/YTV)、現在放送中の『おっさんずラブリターンズ』(テレビ朝日)、『#居酒屋新幹線2』(主演/MBS)にも出演。また、テレビ東京『ガイアの夜明け』でナレーションも務める。舞台では、『My Boy Jack』(上村聡史演出)など。
山中崇
1978年生まれ、東京都出身。学生時代より、『オイル』(演出・野田秀樹)や『やわらかい服を着て』(演出・永井愛)など多くの舞台に出演。以降、映画、テレビドラマ、CM など、幅広く活躍中。近年の主な出演作に、映画『閉鎖病棟‐それぞれの朝‐』(平山秀幸監督)、『燕 Yan』(今村圭佑監督)、『あの頃。』(今泉力哉監督)、『最後まで行く』(藤井道人監督)など。ドラマ、『鎌倉殿の13 人』(NHK)、『幸運なひと』(NHK)、『VIVANT』(TBS)、『ブラックファミ
リア』(YTV)など。舞台では、『歌わせたい男たち』(演出:永井愛)など。
平田満
1974年劇団「つかこうへい事務所」旗揚げに参加。映画『蒲田行進曲』で1982 年度日本アカデミー賞最優秀主演男優賞など受賞。06 年企画プロデュース共同体アル☆カンパニーを立ち上げ、平田俊子、青木豪、蓬莱竜太、前田司郎、田村孝裕、三浦大輔、桑原裕子、野田慈伸など時代を担う幅広い作家・演出家と様々な試みに取り組んでいる。最近の主な作品に舞台『海をゆく者』、映画『湖の女たち』(大森立嗣監督5 月17 日公開)、テレビ『リバーサルオーケストラ』
(NTV)などがある。
大谷亮介
1954年生まれ。兵庫県出身。1986 年役者集団東京壱組を結成し、解散後も様々なプロデュース公演に出演や演出でも参加。1991 年第26 回紀伊國屋演劇賞個人賞受賞。2020 年第28 回読売演劇大賞優秀男優賞受賞。最近の代表作に『イヌの仇討』(17 年、20 年、22 年)、『All My Sons』(20年)、『セールスマンの死』(18 年、21 年)、『海をゆく者』(09年、14 年、23 年)等がある。
クリエータープロフィール
作:コナー・マクファーソン/Conor Mcpherson
1971年ダブリン生まれ。99 年に『堰-the weir-』がローレンス・オリヴィエ賞最優秀作品賞受賞。『Shining City』でトニー賞の最優秀作品賞にノミネート。『海をゆく者』でトニー賞最優秀作品賞、最優秀演出賞にノミネート。その他、ボブ・ディランの楽曲を使ったミュージカル『Girl from North Country』などがある。ディズニー映画『アルテミスと妖精の身代金』の脚本も手がける。日本では『海をゆく者』(パルコ)『堰-the weir-』(劇団昴)『ダブリンキャロル』(一般社団法人幻都)が上演されている。
翻訳:常田景子/Keiko Tsuneda
俳優、舞台制作を経て、翻訳家となる。2001 年、第8 回湯浅芳子賞、翻訳・脚色部門受賞。主な上演作品は、『バンズ・ヴィジット』『奇跡の人』『ピアフ』『ダブリンキャロル』『子供の時間』『スリーウインターズ』『良い子はみんなご褒美がもらえる』『プライムたちの夜』『ビリー・エリオット』『パレード』『ヒストリーボーイズ』『負傷者16 人』『グレンギャリー・グレン・ロス』『シカゴ』『6 週間のダンスレッスン』『滅びかけた人類、その愛の本質とは…』等。翻訳書
に『ヴードゥーの神々』『リディキュラス!』『戯曲の読み方』等がある。
演出:荒井遼/Ryo Arai
日本大学芸術学部卒業。最近の演出作品に『エダニク』(23/横山拓也作)『テンダーシング-ロミオとジュリエットより-』(21,23/シェイクスピア原作 ベン・パワー脚色)『これだけはわかってる』(23/アンドリュー・ボヴェル作)『リーディングドラマ ロミオとジュリエット』(23)『人の気も知らないで』(22/横山拓也作)『BLINK』(22/フィル・ポーター作)『ダブリンキャロル』(21/コナー・マクファーソン作)など。『坂元裕二 朗読劇2021』『PSYCHO-PASS サイコパス
Virtue and Vice」シリーズや『新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX』の演出補佐も務める。
『ポート・オーソリティ-港湾局-』公演概要
日程:2024年 3月28日(木)〜31日(日)
会場:シアタートラム
▶料金(全席指定・税込)
一般:¥6,800
▶発売日
3月2日(土)10:00〜
※プレリザーブ2月26日(月)10:00〜
▶チケット取扱
チケットぴあ https://w.pia.jp/t/portauthority/ (P コード524-972) セブン-イレブン店頭
作:コナー・マクファーソン
翻訳:常田景子
演出:荒井遼
出演:崎山つばさ、西山潤、櫻井圭登、橋本祥平
眞島秀和、山中崇
平田満、大谷亮介 (出演日順)
照明 稲田桂/音響 藤田赤目/衣装 上杉麻美/舞台監督 深瀬元喜/宣伝美術 宇野奈津子
制作 吉越萌子・三村楽/制作協力 MA パブリッシング/主催 一般社団法人幻都
▶ホームページ https://theatertheater.wixsite.com/port2024
▶X https://twitter.com/GEN_TO_play