東啓介、青野紗穂の魅力満載!New Musical『Color of Life』

「インタビュー・おすすめ舞台」

千秋楽が1週間後(5/27)に控えたおすすめ舞台をもう一つ!
ミュージカル界若手成長株のお二人、東啓介さんと青野紗穂さんが2人だけで挑むミュージカル『Color of Life』。

会場がDDD青山クロスシアターという、はさみ舞台で小劇場。ここで2人の迫力ある歌を独り占めできるのはかなりぜいたくだと思って出かけて行った。以前脚本と演出を手掛けた石丸さち子さんと3人でインタビューをさせていただいたが、その時にお二人は「曲が難しい」「どう演じていけばいいのか迷っている」とかなり悩んでいる様子だった。でも実際の舞台を観て、きちんと方向性を見つけられたんだと感じた。

お二人が特に悩んでいたのが歌。聴いている分にはとても心地の良い曲だけれど、歌うのはすごく難しいとのこと。いやー、確かにそのとおりで、どの曲も聴いていて気持ちが良かった。でもプレーヤーの立場で考えると「なんと複雑な歌たちなんだ!」と思う。歌唱力に定評があるお二人は、しっかりと聞かせてくれたのでさすがだなと。

東さん演じる画家の和也は、東日本大震災で絵を描けなくなってしまい、青野さん演じる舞台女優レイチェルは、米国人の父と日本人の母を持つ同性愛者で最近女性の恋人を病気で亡くした。この2人が飛行機の中で運命的な出会いをして、和也はニューヨークでビザが切れるまでの3カ月をレイチェルの家で過ごすことにする。2人はお互いを愛するのだが、女性しか愛したことがないレイチェルとの愛が一体どういう方向に向かっていくのか……。

若い2人だから「一緒に住もう!」となるまでの展開はあっという間。でもその一方で、レイチェルが何か秘密を隠していると察する和也は、核心をついた質問ができない。そのスピード感とためらい感の対比がなかなか切ない。そういう複雑な心の動きをよく2人は表現していたし、小劇場ならではの演出も盛りだくさんだった。

和也がとにかく優しい!そしてレイチェルがかわいい!余談だが、インタビューした時の青野さんはロングヘア―だったけれど、舞台ではショートヘアに。断然ショートヘア―のほうが似合っているし、レイチェルっぽくて良かった。

最後はどうなるのか、ぜひ劇場で確かめてほしいのでここでは記すのをやめておくが、また素敵なミュージカルに出会ったなあとあたたかい気持ちになることができた。

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