『ライオン・キング』超実写版のすばらしさを体感

コラム・ニュース

話題になっている映画『ライオン・キング』を観てきた。

アニメ、ミュージカルと観ているこの作品。エルトン・ジョン&ティム・ライスが紡ぐ美しい楽曲、そして実写もアニメーションも超える「超実写版」とは何か。映画が公開されるのをとても楽しみにしていた。

オープニングで「サークル・オブ・ライフ」が流れる中、王国の動物たちが王・ムファサの子、シンバお披露目の儀式に集まるシーンは、その迫力にゾクゾクッとした。
キリンや象などの動きの一つひとつ、水が跳ねるシーンなど、リアルという言葉だけで片づけるのはもったいないほど鮮やかな映像だ。

鮮やかな映像だからこそ、この物語で一番悲しいシーンといえる、父・ムファサを失うシンバが描かれるところは胸が痛くなる。失意のどん底で国を追われ、広大な砂漠をトボトボ歩くシンバの姿に涙がこぼれる。そんな悲しい砂漠の場面から一転、シンバの友となるプンヴァとティモンとの出会いで、「ハクナ・マタタ」の歌とともに明るく成長していくシンバに胸をなでおろす。

今回シンバの声をドナルド・グローヴァー、ナラの声をビヨンセというグラミー賞受賞アーティストが担当している。成長したシンバとナラが再会する場面で歌う「愛を感じて」は、ミュージカルと違うテイストになっており新鮮だ。

父・ムファサが息子であるシンバに伝えた「忘れるな、シンバ。自分が何者なのか」という言葉は何度聞いてもグッとくるものがある。この物語のテーマが壮大なものだと感じるのは、この言葉があるからこそだ。なんだか久しぶりに劇団四季の『ライオン・キング』が観たくなってきた。

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