【ミュージカル】レ・ミゼラブルを語る

先日、東宝・演劇オフィシャルサイトで、2019年4月に東京・帝国劇場で再演されるミュージカル「レ・ミゼラブル」のメインキャストが発表になった。

そこで今日は、私がぼっち行動として一番愛してやまない、ミュージカル観劇について語る第1段として、「レ・ミゼラブル」を取り上げてみたいと思う。

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フランスの作家、ヴィクトル・ユーゴーの小説を原作に、1980年にパリで初演された「レ・ミゼラブル」。

日本初演の1987年から今年で31年をむかえるが、何度も再演され人気は衰えない。通称「レミゼ」と呼ばれているこのミュージカル、決して明るい話ではないがさまざまな人間模様を、素晴らしい楽曲で表現している。当初は、ヴィクトル・ユーゴーの小説がとても長編なので、「これを3時間あまりのミュージカルにまとめるなんて無理だろう」とかなり批判をされたらしい。

日本初演時のメインキャストは、主人公のジャン・バルジャンとバルジャンを追い詰め続けるジャベールを元劇団四季俳優の鹿賀丈史と演技者俳優・滝田栄が交互に演じるというものだった。

そして薄幸の女性・ファンティーヌに岩崎宏美、ファンティーヌの娘でバルジャンに育てられるコゼットに斉藤由貴、コゼットと愛し合う男性・マリウスに野口五郎、マリウスに思いを寄せる女性・エポニーヌに島田歌穂と、キャスティングされている人たちは当時テレビなどで活躍している人ばかりだった。

私が初めてレミゼを観たのは、1989年の再再演だったように思う。

大学に入学したばかりの私にとって、あまりに深刻で難しい話は、受け入れられず「二度と観ることはないだろう」と思った記憶がある。

ところが曲の素晴らしさはどこか心に残っていたのか、その後も再演されるたびに観に行くようになり、30歳を過ぎてからは、大好きなミュージカルの一つになった。

よく「同じミュージカルを何度も観て、何が面白いのか」といわれる。
そしてそのたびに「はい。面白いです!」と答える。
はっきりいえることは、「同じミュージカルでも毎回違う」からなのだ。

例えば観る時期によって、同じ作品でも受け入れ方が違う。
面白いことに30代の頃に気持ちを入れていたのが、エポニーヌ、コゼット、マリウスの若い3人。曲もエポニーヌが歌う「On My Own」やマリウスが歌う「カフェ・ソング」に「分かる分かる!つらいよねー」と涙をしていた。

しかし酸いも甘いも嚙み分けてきた40代になってからは、断然バルジャン、ジャベール、ファンティーヌの大人3人組に心を寄せるようになった。

ジャベールの最大の見せ場「Stars」では、物語の中で完全に悪役なのにも関わらず「そうだよねー。ジャベールのまっすぐな思い、なんとなく分かるわ~」としみじみ感じ入り、バルジャンが歌う「彼を帰して」に「父親ってこういうものなんだー」と涙を流す。

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今回この記事を書くにあたり、過去のパンフレットをひっぱり出してきたのだが2000年の公演時は、今のようなA4サイズのパンフレットではなく、大きいサイズのものだったことが判明。このサイズ、持ち帰りに不便だったんだよねー。

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驚くことに、当時のパンフレットには、香盤表があった!
2005年の公演パンフレットまで載っていたけれど、2007年の20周年記念公演のパンフレットには載っていない。

最近はパンフレットを買わなくなったので分からないけれど、復活してほしいなあ。レミゼは主要キャストが、自分の出ない場面はアンサンブルとして出演するというのも面白いところだから、香盤表が載っているほうが、より舞台を楽しめると思うのだけれど。

さて2019年のレ・ミゼラブルは、新しいメンバーも加わり、面白くなりそうな予感。個人的には、新たにジャン・バルジャンに加わった佐藤隆紀さん(LE VELVETS)に注目したいと思っている。彼は歌が上手なことはもちろんのこと、演技がとても深いのでバルジャンにぴったりはまるかもしれない。まだ若いというところが弱点だけど、どんな役作りをしてくれるのかな。

またジャベールに上原理生さんと伊礼彼方さんがキャスティングされたことが、とても意外に思ったので、こちらも楽しみだ。

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