2020年3月8日(金)からケネス・マクミラン振付の名作『ロミオとジュリエット』がT O H Oシネマズシャンテ 他で全国ロードショーされる。
キャストとして登場するのは脇役に至るまで、演劇的バレエでは他の追随を許さない英国ロイヤル・バレエを代表するスターたち。映画『キャッツ』で白猫ヴィクトリア役を演じ話題をさらった同団プリンシパル・ダンサーのフランチェスカ・ヘイワード、そして期待の若手ウィリアム・ブレイスウェルが、運命に翻弄された恋人たちを演じる。また敵役のティボルトには、マシュー・ボーン版『白鳥の湖』で男性の白鳥として主演し、今バレエ界で最も熱い視線を浴びるマシュー・ボールが登場。本作では原作の登場人物の実年齢に近い、若いダンサーたちが主要なキャストとして選ばれ、演技と共にバレエの超絶技巧も披露する。
1965年にコヴェント・ガーデンで初演されたマクミランの『ロミオとジュリエット』は40分間も拍手が鳴りやまず、43回ものカーテンコールが行われるという大成功をおさめた。ロイヤル・バレエにおいては400回以上も上演され、20世紀バレエの最高傑作と言っても過言ではない作品を、英国ロイヤル・バレエ団により初の劇場映画化。誰もが一度は耳にしたことのある、「モンタギュー家とキャピュレット家」の曲に合わせて始まる本映像は、代々一家が敵対しているモンタギュー家のロミオとキャピュレット家のジュリエットが出逢い、瞬く間に恋に落ち、溺れていく姿が描かれる。
台詞のないバレエ映画としてホームであるコヴェント・ガーデンにあるロイヤル・オペラ・ハウスを飛び出して、16世紀のヴェローナの街を再現したロケーションと精巧なセットで撮影された。今回解禁された本予告では、ステージを飛び出し生き生きと舞う姿と、劇場映画ならではのカメラワークで、通常のステージでは成し得なかったであろう、短い生を情熱的に駆け抜けた二人の物語を表現した様子が窺える。
誰もが知っている『ロミオとジュリエット』の物語が、誰も観たことがない形でドラマティックに、鮮やかに銀幕上にバレエ映画として登場する画期的な瞬間を見逃さないでほしい。
『ロミオとジュリエット』
■監督:マイケル・ナン
■撮影監督:ウィリアム・トレヴィット
■振付:ケネス・マクミラン
■音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
■美術:ニコラス・ジョージアディス
■キャスト:フランチェスカ・ヘイワード、ウィリアム・ブレイスウェル、マシュー・ボール、マルセリ-ノ・サンベ、ジェームズ・ヘイ、トーマス・モック、クリストファー・サウンダース、クリステン・マクナリ-、ベネット・ガートサイド、金子扶生 ほかhttps://romeo-juliet.jp/