conSeptが舞台作品を3か月連続上演『誰かひとり / 回復する人間』 ✕ 『シルヴィア、生きる』 ✕ 『SERI』

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こだわりの舞台、映像コンテンツを企画プロデュースするconSept『conSept2026:シーズンReBORN』を始動する。すでに解禁済の2026年2月上演ミュージカル『SERI ~ひとつのいのち』に加え、3月に舞台『誰かひとり / 回復する人間』、4月にミュージカル『シルヴィア、生きる』を3か月連続上演すると発表した。

3月公演『誰かひとり / 回復する人間』では「刮目すべき文学世界の舞台化を通して、時代を見つめる“言葉”の奥行きに音と身体を加えて立体化する」をコンセプトに、新作を初舞台化する。

第1弾は、conSeptのオリジナル作品で山口乃々華が主演するミュージカル『SERI ~ひとつのいのち』2026。「多様性の暗闇に光を当てる」をテーマに、目も鼻もない状態で生まれた少女・千璃(セリ)と母・美香をめぐる実話を、ひとつのいのちに贈る愛と祝福の物語として紡いだ話題作。

初演ではミュージカルとしての物語や音楽だけでなく、話すことができない役を圧倒的な身体表現で体現した山口が絶賛された。弁護士役で小林タカ鹿が続投する他、母親の美香役には韓国で『ジーザス・クライスト=スーパースター』のマリア役、『ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ』のイツァーク役などでその類稀なる歌唱力を絶賛されているジェイミンが日本のミュージカル界に初登場。父・丈晴役はアーティストとしてだけでなく俳優としても活躍中の坂田隆一郎が務める。その他にもオーディション等で選抜された新たな出演者を迎え、演劇界で高い評価を受けているクリエイター陣がSERIの世界観をさらに深める。



第2弾は、新作のダブルビルとして、LiteraTheater1『誰かひとり / 回復する人間』を上演する。「ノーベル文学賞」をテーマに、日本初演となるヨン・フォッセの最新戯曲『誰かひとり』と、まだ一度も戯曲化されたことのないハン・ガンの短編『回復する人間』をストレートプレイとしてダブルビルで立ち上げる。

普段なら見逃してしまうような静けさや空気感、その中にそっと潜んだ孤独や小さな悲しみ、見えないところでうごめく人の心のささやかな揺れ。本公演ではフォッセの澄んだ詩のような表現に、ハン・ガンの描く身体的・社会的な葛藤や重さが重なることで、登場人物一人ひとりの痛みや想いが丁寧にすくい上げられていく。

出演は、真っ直ぐな演技で様々なジャンルの舞台で活躍中の山本涼介、話題の舞台作出演やMC、近年は演出家としても活躍の幅を広げている平野良、自然で繊細な演技力で話題作に出演中の鈴木勝大、さらに舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』のロングランを終えたばかりの豊田エリーと、映画や舞台など多彩なジャンルで培われた確かな演技力が魅力の女優・智順(ちすん)、高い演技力と感性で活躍する古河耕史がノーベル文学賞作品に挑む。

第3弾は、韓国の新進クリエイターの意欲作LiteraTheater2 ミュージカル『シルヴィア、生きる』。唯一死後にピューリツァー賞を受賞したアメリカの女性作家、シルヴィア・プラスの人生を初ミュージカル化。彼女が残した詩と小説を彼女の人生に重ね合わせ、誰もが生きていく中で感じ得る閉塞感や「何者でもなく、何者かになる」という“生”に対する想いを音楽で紡ぐ。

主演シルヴィア役には確かな歌唱力と実力で多くの作品を輝かせてきた平野綾が決定し、シルヴィアと一心同体のヴィクトリア役には、多くのミュージカルや声優としても活躍している富田麻帆、シルヴィアの夫テッド役は個性的な演技で多数の映画や舞台で魅了し、近年は舞台の脚本・演出も手掛ける鈴木勝吾が担う。

さらに舞台や映像、MCや脚本・演出家としても幅を広げている伊藤裕一、ミュージカル『SIX』で確かな実力を印象付けた原田真絢が出演。演出は、ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』などグランドミュージカルに多数出演し、歌手としても音楽活動を行う藤岡正明が自身のユニット以外での演出に初挑戦する。

チケットは11月より順次発売予定。今後の展開に注目したい。

プロデューサー 宋元燮よりご挨拶

4年振りとなる企画・制作・主催公演を行います。その再開を【conSept2026:シーズンReBORN】と名付けて3ヶ月連続公演とし、短いシーズン制のような形を取ってみました。この3年間、劇場を持たない制作会社としてconSeptの作る演目の流れをひと繋ぎにして長くお届けできるような場を作ることはできないかと悩んできた結果です。今回チョイスされた3演目/4作品は、それぞれにテイストの異なる言葉、音楽、身体を文学という共通項でパッケージングして、エンタメとしても舞台芸術としても楽しんでいただけるようなバリエーション作りができたのではと思っています。人、作品、テーマ、どんなことがきっかけでも構いません。 様々な角度から「シーズンReBORN」を楽しんでいただけたら嬉しいです。

■ミュージカル『SERI〜ひとつのいのち』2026


原作:倉本美香
脚本・作詞:高橋亜子
作曲・音楽監督:桑原まこ
演出・振付:下司尚実
日程:2026年2月19日(木)~3月1日(日)
劇場:あうるすぽっと(東京・池袋)
出演:山口乃々華、ジェイミン、坂田隆一郎、廣川三憲、小林タカ鹿、
岡村さやか、金子大介、今森愛夏、尾川詩帆、加賀谷真聡
演奏:桑原まこ、山口宗真、平井麻奈美、成尾憲治
製作支援:杉本事務所
企画・製作:conSept
主催:conSept、一般社団法人TruBlue
公式サイト: www.consept-s.com/reborn/seri2026
ハッシュタグ:#SERI2026

■『誰かひとり / 回復する人間』

日程:2026年3月5日(木)~3月29日(日)
劇場:ザ・ポケット(東京・中野)
出演:山本涼介、鈴木勝大、豊田エリー、智順、平野良、古河耕史
演出:西本由香(文学座)
(以下『誰かひとり』)
脚本:ヨン・フォッセ
翻訳:アンネ・ランデ・ペータス
上演台本:アンネ・ランデ・ペータス、山崎元晴
(以下『回復する人間』)
原作:ハン・ガン
翻訳:宋元燮
脚本:オノマリコ
製作支援:杉本事務所
企画・製作・主催:conSept
公式サイト: www.consept-s.com/reborn/litera1
ハッシュタグ:#演劇でハンガンフォッセ #舞台誰かひとり #舞台回復する人間

■ミュージカル『シルヴィア、生きる』

脚本・作詞:チョ・ユンジ
作曲:キム・スンミン
日本語上演台本・訳詞:吉田衣里
演出:藤岡正明
日程:2026年4月2日(木)~4月26日(日)
劇場:ザ・ポケット(東京・中野)
出演:
シルヴィア:平野綾
ヴィクトリア:富田麻帆
テッド:鈴木勝吾
アルバレス他:伊藤裕一
ルース他:原田真絢
演奏(pf):久田菜美
製作支援:杉本事務所
企画・製作・主催:conSept
公式サイト: www.consept-s.com/reborn/litera2
ハッシュタグ:#シルヴィア生きる

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