2025年8月PARCO劇場にて、PARCO PRODUCE 2025 三谷文楽『人形ぎらい』の上演が決定した。
2012年に誕生した三谷文楽『其礼成心中』。文楽の伝統と技芸に敬意を評しながら、三谷幸喜の新しい視点と演出で創作した古典エンタテインメントは、文楽ファンはもとより、文楽ビギナーズへも文楽の魅力を伝え、2012年以降も各地で上演を続け好評を博した。そしてこの夏、待望の新作の上演となる。
再び文楽へ挑む三谷のもとに、監修・出演(人形遣い)に、13年前の『其礼成心中』公演の仕掛け人で、その活動を賞して2023年関西元気文化圏賞 ニューパワー賞を受賞した吉田一輔、作曲・出演(三味線)に、『其礼成心中』でも音楽を担当した鶴澤清介、出演(太夫)に、『其礼成心中』にも出演、2022年には太夫に与えられる最高の資格である「切語り」に昇格した竹本千歳太夫と、三谷文楽には欠かせない豪華メンバーが揃った。
『其礼成心中』でも人形が泳ぐ水中シーンなど名場面を生んだ三谷文楽。この『人形ぎらい』でも、「文楽人形に不可能はない。人間にできることで、私らに出来ないことはないんや!」と息巻く人形たちの新たな挑戦に期待が高まる。
三谷幸喜(作・演出)コメント
人間にできることは、どんなことでも人形は出来る。人形遣いの吉田一輔さんに言われた言葉です。その自信と気概に心打たれ、僕は「其礼成心中」を書きました。一輔さんの言葉は間違いではなかった。人形たちは本当になんでも出来ました。目から鱗でした。今回はモリエールの「人間嫌い」がモチーフ。人形のことが大嫌いな人形が主人公です。今度の文楽、人形がスケボーに乗ります。
吉田一輔(監修・出演)コメント
三谷文楽初演から再演を重ね 13 年目、今年は待望の新作です! 近松門左衛門が生きていた時代の人形遣いも、次はどんな物語が生まれるのかと楽しみで心踊っていたに違いないと、三谷さんと出逢えたことで感じています。日本の『伝統芸能 文楽』としても三谷作品の『演劇』としても、とにかく楽しんで観ていただきたい気持ちです。「人形愛」なくしては成り立たない物語ですので、文楽人形たちが誇らしく笑ってくれるように!人形遣いとして精一杯努めさせていただきます!是非爆笑しに劇場にお越しください。
PARCO PRODUCE 2025 三谷文楽『人形ぎらい』公演概要
作・演出=三谷幸喜
監修・出演=吉田一輔
作曲・出演=鶴澤清介
出演=竹本千歳太夫 他
日程=2025年8月
会場=PARCO劇場
公式HP=https://stage.parco.jp/program/ningyogirai
ハッシュタグ=#人形ぎらい
公演に関するお問合せ=パルコステージ 03-3477-5858 https://stage.parco.jp/
企画・製作・主催=パルコ
共催=サンライズプロモーション東京
助成=公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京【芸術文化魅力創出助成】