塩田明彦監督、今泉力哉監督、冨永昌敬監督、石井裕也監督など、今の日本映画の最前線で活躍する映画監督4名による最新作が、2023年10月に続々公開となる。
塩田明彦監督の『春画先生』(配給:ハピネットファントム・スタジオ)は10月13日公開、今泉力哉監督『アンダーカレント』(配給:KADOKAWA)は10月6日、冨永昌敬監督『白鍵と黒鍵の間に』(配給:東京テアトル)は10月6日公開、石井裕也監督の新作『月』(配給:スターサンズ)は10月13日に公開を迎える。
世界観やジャンルもバラエティに富んでいることにも注目。
『春画先生』は、春画の世界にのめり込んでゆく人々を描いた偏愛コメディ、『アンダーカレント』は人気漫画を原作とした究極のヒューマンドラマ、『白鍵と黒鍵の間に』はジャズピアニストを主人公にした奇想天外なエンターテイメント、『月』は実際の事件より着想を得た人間ドラマなど。
4作品に共有している点といえば、その4名の映画監督の強固な作家性、個性が光る新作であること。邦画ファンに限らず、いつもより少しとがった骨太なものを欲している映画ファンには必見だ。
春画先生 (塩田明彦監督)
“笑い絵”とも言われる春画の奥深い魅力を、真面目に説く変わり者の春画研究者と、しっかり者の弟子という師弟コンビが繰り広げる春画愛を描いた、異色の偏愛コメディ!春画先生を内野聖陽が演じる。映倫審査で区分【R15+】として指定を受け、商業映画として全国公開される作品としては、日本映画史上初、無修正での浮世絵春画描写が実現。
(C)2023「春画先生」製作委員会
10月13日(金)全国公開
https://happinet-phantom.com/shunga-movie/
アンダーカレント (今泉力哉監督)
豊田徹也の伝説的人気コミック『アンダーカレント』を映画化。夫が失踪した銭湯の女主人と、彼女を静かに見守る男の奇妙な共同生活を描く。誰しもが内野秘める<心アンダのー奥底カレント>を繊細に映し出していく。監督は『愛がなんだ』の今泉力哉。出演は、真木よう子、井浦新、リリー・フランキー、永山瑛太、江口のりこ他。
(C)豊⽥徹也/講談社 (C) 2023 「アンダーカレント」製作委員会
10月6 日(金)全国公開
https://undercurrent-movie.com/
白鍵と黒鍵の間に (冨永昌敬監督)
ジャズミュージシャン南博の回想録『白鍵と黒鍵の間に ジャズピアニスト・エレジー銀座編 』を映画化。『ちょっと思い出しただけ』から『シン・仮面ライダー』まで、いまや日本映画界に欠かせない実力派スターとして活躍する池松壮亮が、一人二役で2人のジャズピアニストに扮した奇想天外なエンターテイメント。
(C)2023 南博/小学館/白鍵と黒鍵の間に」製作委員会
10月6 日(金)全国公開
https://hakkentokokken.com/
月 (石井裕也監督)
『舟を編む』『茜色に焼かれる』の石井裕也監督が、宮沢りえを主演に迎え、実際の障害者殺傷事件に着想を得て、2017 年に発表された辺見庸の同名小説『月』を映画化。その他、オダギリジョー、磯村勇斗、二階堂ふみが出演。
(C)2023 『月』製作委員会
10月13 日(金)全国公開
https://www.tsuki-cinema.com/