土居裕子、大森博史が演じるもうひとつの「ロミオとジュリエット」 『テンダーシング-ロミオとジュリエットより-』再演決定

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2023年8月あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)にて、『テンダーシング-ロミオとジュリエットより-』の上演が決定した。

本作は、W・シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』のあらゆる台詞を縦横無尽に再構成し、ソネット詩なども加えて生み出された、老夫婦の愛の物語。結婚をして共に歳月を過ごしたロミオとジュリエットが、原作とはまったく異なる別れに対峙する。原作のエッセンスを凝縮しつつ、大胆にな視点から生み出された、もうひとつの「ロミオとジュリエット」の物語となる。

RSC(ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー)によって初演された本作は、2021年2月に荒井遼の演出で日本初演。緊急事態宣言が発令される中での短期間の上演にも関わらず好評を得た。この度、初演時のキャスト・スタッフが再集結し、再演される。

独創的な手腕で原作を巧みに再構成したのは、NTlive『リーマン・トリロージー』や『ホロウ・クラウン/嘆きの王冠』の脚本で日本でも人気が高いベン・パワー。翻訳監修はシェイクスピア37戯曲の完訳を成し遂げた松岡和子。初演時には既訳をアレンジし、シェイクスピア劇の言葉の魅力を余すところなく伝えた。

そして、“老人となった”ロミオとジュリエットを演じるのは、秀逸な歌唱力で数多くのミュージカルで圧倒的な存在感を放つ土居裕子と、さまざまな演出家から信頼が厚く、確かな演技力で高い評価を得ている大森博史

本作の初演によって、日本劇団協議会誌 Join「私が選ぶベストワン2021」 団体部門 に幻都が選出され、シアターアーツ 66 号「2021年回顧アンケート」 ベストアーテイストに荒井が選出された。

『ロミオとジュリエット』の“サンプリング”によって生み出された異色作でありつつ、原作の真髄をついた究極の愛とやさしさの物語に期待が高まる。

初演舞台写真より
初演舞台写真より
初演舞台写真より

『テンダーシング-ロミオとジュリエットより-』

【原作】 W・シェイクスピア
【脚色】ベン・パワー
【翻訳監修】松岡和子
【演出】荒井 遼
【出演】土居裕子 大森博史

宣伝美術:宇野奈津子
舞台写真:阿部章仁
助成:アーツカウンシル東京
主催:幻都
▶︎劇場 あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)
▶︎日程 2023年8月
▶︎公演ホームページ https://theatertheater.wixsite.com/tender2020
▶︎ 問い合わせ info01gento@gmail.com

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