2022年8月12日(金)~8月31日(木)シネ・リーブル池袋にて、NTLiveアンコール夏祭りの開催が決定した。
英国へ行かなくてもイギリスで演劇界最高峰のオリヴィエ賞を受賞した作品や、英国を代表する俳優たち(ベネディクト・カンバーバッチ/イアン・マッケラン/ジェイムズ・マカヴォイなど)の主演作を、ベストアングルで捉えた見応えある映像で観劇できる貴重な機会となる。
NTLiveアンコール夏祭り期間:8月12日(金)~8月31日(水)※8/22(月)休館
開催場所:シネ・リーブル池袋(ルミネ池袋8F・電話 03(3590)2126)
上映日程(上映時間は後日発表)
8/12(金)『シラノ・ド・ベルジュラック』
8/13(土)『リア王』
8/14(日)『ブック・オブ・ダスト』
8/15(月)『シラノ・ド・ベルジュラック』
8/16(火)『リア王』
8/17(水)『ブック・オブ・ダスト』
8/18(木)『シラノ・ド・ベルジュラック』
8/19(金)『誰もいない国』
8/20(土)『フランケンシュタイン』ジョニー・リー・ミラー怪物版
8/21(日)『フランケンシュタイン』ベネディクト・カンバーバッチ怪物版
8/22(月)休館
8/23(火)『誰もいない国』
8/24(水)『フランケンシュタイン』ジョニー・リー・ミラー怪物版
8/25(木)『フランケンシュタイン』ベネディクト・カンバーバッチ怪物版
8/26(金)~8/31(水)『プライマ・フェイシィ』
【各作品情報】
『シラノ・ド・ベルジュラック』
原題:Cyrano de Bergerac 上演劇場:プレイハウス・シアター
上映時間:約3時間6分(休憩約20分含む) 作:エドモン・ロスタン 脚色:マーティン・クリンプ
演出:ジェイミー・ロイド 出演:ジェームズ・マカヴォイ
大きな鼻のコンプレックスに悩みつつ、一人の女性を胸中で恋い慕い続けたシラノの物語は、1897年に初演されて以降、世界各地で上演が繰り返され、何度となく映画化・ミュージカル化もされている。その名作中の名作が、今回、マーティン・クリンプによって現代語訳された上演台本と気鋭の演出家ジェイミー・ロイドによるミニマルなステージングによって、装いも新たに生まれ変わった。主演は映画「X-MEN」シリーズで知られるジェームズ・マカヴォイ。2020年ローレンス・オリヴィエ賞でリバイバル賞を受賞!そのほか、主演男優賞(マカヴォイ)・助演女優賞(ミシェール・オースティン)・音響デザイン賞・演出賞
『リア王』
原題:King Lear 上映時間:約3時間50分
作:ウィリアム・シェイクスピア 演出:ジョナサン・マンビィ 出演:イアン・マッケラン
シェイクスピアの四大悲劇の一つ。退位にあたり3人の娘の愛情を試した老王リアだったが、長女と次女に裏切られ、国を追われてしまう――。名優イアン・マッケランが圧倒的な演技力と存在感で老王リアが辿る悲しい末路を体現する。演出を手掛けるのは堤真一主演の『民衆の敵』など日本でも活躍するジョナサン・マンビィ。
『ブック・オブ・ダスト』
原題:The Book of Dust 上映時間:約2時間50分 初演劇場:ブリッジ・シアター
作:フィリップ・プルマン 演出:ニコラス・ハイトナー
出演:サミュエル・クリーシー、エラ・デイカーズほか
主人公マルコムは彼のダイモンのアスタと、知り合いのアリスと彼女のダイモン・ベンと一緒にある組織に狙われる赤ちゃんライラを連れて旅に出ることになる。果たしてライラを守ることはできるのか?大ヒット小説『ダーク・マテリアルズ/黄金の羅針盤』で描かれた世界から12年前を描く冒険物語。
『誰もいない国』
原題:No Man’s Land 上映時間:約150分 初演劇場:NY・コート劇場
作:ハロルド・ピンター(ノーベル文学賞受賞者) 演出:ショーン・マサイアス(『ベント』)
出演:イアン・マッケラン、パトリック・スチュワート、オーウェン・ティール(「ゲーム・オブ・スローンズ」) ダミアン・モロニー(『ハード・プロブレム』)
ある夏の午後、パブで飲んでいた年老いた作家ハーストとスプーナーは酒が進むにつれ会話が誇張され、事実と空想の境が分からなくなっていく。やがてパワーゲームと化した彼らのやり取りは、二人の若者の登場でより複雑になっていく――。ノーベル文学賞に輝いた劇作家ハロルド・ピンターの1975年初演作。過去の背景や現在の関係性、力関係の分からない男たちの会話劇で、“イギリスの宝”ともいうべき名優イアン・マッケランとパトリック・スチュワートが競演。超豪華な二人の演技対決は必見だ。
『フランケンシュタイン』
原題:Frankenstein 上映時間:JLM怪物版 2時間15分/BC怪物版 2時間20分
作:メアリー・シェリー 音楽:アンダーワールド 演出:ダニー・ボイル
出演:ベネディクト・カンバーバッチ、ジョニー・リー・ミラー
ローレンス・オリヴィエ賞で見事に主演の2人ベネディクト・カンバーバッチとジョニー・リー・ミラーが主演男優賞を同時受賞した傑作舞台。有名すぎるメアリー・シェリーの原作ですら、アカデミー賞監督ダニー・ボイルが演出すると今まで見たことのない新しい世界へと生まれ変わり、怪物の抱えた心の動きにグイグイ引き込まれること、間違い無し。
『プライマ・フェイシィ』
原題:Prima Facie 上映時間:約2時間2分(休憩なし)
作:スージー・ミラー 演出:ジャスティン・マーティン 主演:ジョディ・カマー
照明:ナターシャ・チヴァース 音楽:レベッカ・ルーシー・テイラー サウンド:ベン・リンガム&マックス・リンガム
上演劇場:ハロルド・ピンター劇場
主人公テッサは若く優秀な法廷弁護士で、労働者階級から身を起こし、ひたすら戦い続けてトップクラスの弁護士になった。しかし予期せぬ出来事で、彼女は家父長的な法の力、立証責任、モラルの境界線などといった法律と社会が抱える矛盾などに直面。本作でジョディ・カマーは、感情や経験が社会のルールと衝突し引き起こす問題の核心に迫る。ジャスティン・マーティン(2017年の舞台『ジャングル』をスティーブン・ダルドリーと共に演出)が演出を務めるこの作品は、ロンドン・ウエストエンドのハロルド・ピンター劇場から撮影。
作品情報HP: https://www.ntlive.jp/