映画『ある役者達の風景』が、2022年9月17日(土)に公開が決定し、このたびメインビジュアルが解禁された。
本作品は、緊急事態宣言が解除された2021年5月末に、撮影期間わずか半日、制作費0円で制作された同名短編映画の長編版。映画『BOURBON TALK』で国内外の映画祭を賑わせた「コーエンジ・ブラザーズ」の沖正人が企画・監督を務める。
「相棒」シリーズの三浦信輔刑事役でも知られる大谷亮介、ナレーター・声優・バンドと幅広く活躍する草野とおる、大河ドラマや「浅見光彦」などの人気シリーズに多数出演している中西良太の3人が実名で登場。その他、数々の著名俳優が友情出演。エンタメ業界や演劇を愛する方必見の、フューチャー・スタンダードが誕生した。
今回解禁となったメインビジュアルでは、多摩川の河川敷で水面を見つめるように背を向ける、本作の主人公・大谷(大谷亮介)の姿が。大きなシルエットの中には芝居の風景が重なり、真っ直ぐな一本道を歩いてきた“ある役者”の心の中が映し出されている。
コロナ禍における非常事態宣言で主宰の舞台が中止。仲間が次々と降りていく中、大谷と後輩劇団員の草野(草野とおる)は撮影が止まってしまった馴染みのベテラン俳優・中西(中西良太)を誘い、新しい舞台の開演を目指すのだが…。
世界的な非常事態の中、芝居は必要ないものなのか? 役者であることを続けられるものなのかーー? “ある役者達”が、数々の苦難の先に見つけた風景を感じさせる仕上がりとなった。
【あらすじ】
コロナ「禍」が徐々に現実のものとなり、まだ非常事態宣言が出されていなかったころ。
壮年の舞台俳優の大谷は、役者仲間である良太と草野を伴ってある川原へと稽古に来ていた。「三密」を避けて練習できる場所が他になかったからだ。いつもと違う勝手にとまどう三人の会話はどこか滑稽ではあるが、内心これからへの不安と焦燥が隠し切れない。
大谷が苦悩しつつも生み出した新たな演劇の形「ドクゲキ」。
待ちに待った劇場での公開に合わせるかのように発令された「非常事態宣言」。
『果たして自分たちは役者であることを続けられるのかーー』
【作品情報】
映画『ある役者達の風景』
企画・監督:沖正人
原案:中西良太
撮影:三本木久城
制作:株式会社MINERAL
出演:大谷亮介、草野とおる、中西良太
<以下五十音順>
小野武彦、勝村政信、キムラ緑子、篠井英介、鈴木一功、高畑裕太、半海一晃、深沢敦、不破万作、マギー、モロ師岡、山田まりや、余貴美子、六角精児、渡辺哲 他
配給:リアリーライクフィルムズ株式会社
2021年/日本/カラー/102分
(C)2021映画「ある役者達の風景」製作委員会
『ある役者達の風景』公式HP:https://ある役者達の風景.com/