ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2020で北海道知事賞を受賞し話題を呼んだ映画 『Cosmetic DNA』。このたび予告編動画および著名人からの絶賛コメントが到着した。
14歳から映画制作を続け、偏愛的映画美学を注ぎ撮影当時24歳で作り上げた大久保健也監督の劇場デビュー作『Cosmetic DNA』。2020年、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭に突如現れると観客を熱狂、映画監督の清水崇・映画評論家の塩田時敏らをも魅了し北海道知事賞を獲得。理不尽な《男尊女卑》に傷つけられた3人の女性が《復讐》と《新世界の創造》へと突き進んでゆく物語には、女性のみならず「自分らしく生きたい」と願う人々からの共感を呼んだ。
~各界の著名人13名からの絶賛コメント~ (※敬称略・順不同)
——永野/お笑い芸人
ありとあらゆるアイディアをぶち込んで、フェミニズムはおろか映画業界とオタク界隈とタランティーノと果ては監督自身までもが議論しながら最終的には観てる自分も議論に参加していた110分でした!観賞後ジョン・ライドンが歌う「Anger is an energy」というフレーズが頭の中で鳴りました。上手い映画は世の中たくさんありますが、血がたぎってる映画にはなかなか出会えません。監督の未来に幸あれ!
——梅沢壮一/映画監督
とんでもないエネルギー。とんでもない発想。全編隅から隅まで余すところなく注がれた大久保監督から3人の女性への愛!その眼差しと情熱に感動する……。ヤバっ!ボーッと感動してたらオレも彼女たちに殺されかけていた!!まったくとんでもない映画だ!!
——もっちゃん/YouTuber
最初から最後までアクセル全開の脳内麻薬作!!互いに認め合い、補い合う3人の女の子たちが最高に可愛くて眩しかった。誰にも、私という存在を搾取させない。
——アダム・ジョン・シュマク/ホラー映画・コミック評論家
『Cosmetic DNA』は日本のアンダーグラウンド・シネマの中で真に秀でた存在だ。大久保健也監督は、日本から飛び出す次なる「ビッグネーム」となるだろう!
——辻凪子/女優
攻めに攻めた表現に見え隠れする映画少年の顔。と思いきや、全てを裏切られてしまった。最低を最高に描く、これがファンタスティックか……!(驚愕してます。)
——塩田時敏/映画評論家
#MeTooスプラッターミュージカル!として、注目すべき若き才能だ。
——本田隆一/映画監督
観客の予想の斜め上いく感性でストーリーを自在に展開させ、聴かせたい音楽を爆音で流し、極彩色のエフェクトで味付け。B級趣味も全開に、監督のやりたいことを徹底的にやっていそうな、まさに正統派な自主映画だと思って観ていると、不意に社会性を持ったテーマが重厚に語られたりする。そのアンバランスさも含めて、完成度の高い“怪作”だと思う。
——氏家譲寿(ナマニク)/文筆家
「そういうやり方があったか!!」と発見が連続のハイテンション映画。ストレートにフェミニズム風刺と受け取ったら負けなような気がするので、すべてが実験と受け止めました。切って繋いでが109分続くともはやドラッグ。今日は寝られないなぁ。
——カミヤマΔ(三角絞め)/映画ブロガー
女性蔑視全開のクソ野郎どもに天誅を下すべく、ひょんなことから友情を築いた女性3人組が勢いよく暴走するという、僕的に大好物なジャンルの作品でございました。映画自体もいろいろな意味で突っ走っていて、とにかく最後の展開はビックリしましたッ!
——田口敬太/映画監督
ショットの氾濫とめまぐるしいスピードの中に登場人物たちが溶け込んでいて総体で一つの画を見たような印象の映画でした。何よりも作品を作る情熱が伝わってきました。
——クレゴン太/俳優
17歳で感じた苦しみと殺意が蘇った。泣いていた。あの頃に出会いたかったよ、Cosmetic DNA。逃げることなく、世の中と向き合って闘っているこの映画を支持したい。目を背けずに、男女関係なく、ひとりの人間として、僕も生きてる限り闘いたい。愛があれば変わると信じてる。届くと信じてる。
——近藤珠理/女優
自分が女の子かどうかわからない、女の子で居ることが辛い。そんな可笑しな気持ちは認められず、ただ傷つけられてしまう「子ども」がいます。リズムに乗った哲学、愛らしい狂気が、悩みながら生きることを、強い女の子の存在を、おままごとみたいに軽快に、肯定してくれました。役者さん、スタッフさん、そして監督さん、素晴らしい映画をありがとうございます!
——オリバー・ゲオルグ/ハンブルク日本映画祭代表
大久保健也は、これまでインディーズ映画やMVの制作に携わってきた。その経歴は様々なエフェクトやカメラの構図など、『Cosmetic DNA』のスタイリッシュな映像の中にハッキリと現れている。
そしてショッキングな内容を綴った作品に、ユーモラスなトーンを与えているのは、これらの映像と大胆不敵に描かれたキャラクターの存在だろう。
■作品情報
映画 『Cosmetic DNA』
《男尊女卑=理不尽》な世界なんてもういらない!称賛の声続出の痛快・新感覚シスターフッド復讐劇!
2020年、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭に突如現れると観客を熱狂、映画監督の清水崇・映画評論家の塩田時敏らをも魅了し北海道知事賞を獲得。《男尊女卑》に傷つけられた美大生が、コスメ(化粧)によって同じ悩みを抱える2人と出会い、復讐と《新世界の創造》へと突き進んでゆく物語には、女性のみならず「自分らしく生きたい」と願う人々からの共感の声が続出。ドイツ・ハンブルク日本映画祭へ正式招待されたほか、カナダのホラー映画・コミック評論家アダム・ジョン・シュマクや「孤高のカルト芸人」永野など各界からも絶賛されている。
新世代を担う異才が集結!ミスiDファイナリスト俳優・藤井愛稀×新人監督・大久保健也
14歳から映画制作を続けてきた大久保健也監督が、偏愛的映画美学を注ぎ撮影当時24歳で作り上げた劇場デビュー作!主人公アヤカを演じるのは『血を吸う粘土~派生』主演で知られる藤井愛稀。長編主演第2作となる本作では、型破りな物語。
STORY
コスメを愛する美大生・東条アヤカ(藤井愛稀)は、ある時「自分の映画に出演してほしい」とナンパしてきた自称・映画監督の柴島恵介(西面辰孝)に薬物を盛られ暴行を受ける。泣き寝入りせざるを得ない状況に追い込まれ精神的に病んでいくアヤカだったが、大学院生のサトミ(仲野瑠花)、アパレル店員のユミ(川崎瑠奈)と出会ったことで少しずつ自身の心を取り戻していく。しかし、柴島の次なる標的がユミであったと知ったアヤカは突発的に柴島を殺害してしまう。愛と友情、そして破壊の先の未来とは?アヤカ・サトミ・ユミの「私たちの未来」のための革命が始まった……。
2021年10月9日(土)よりK’s cinemaほか全国順次公開