室将也が初のミュージカル出演 ミュージカル『complex』オフィシャルインタビュー到着

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2026年5月14日(木)~5月17日(日)大阪・ABCホール、5月21日(木)~5月24日(日) 東京・博品館劇場にて、ミュージカル『complex』が上演される。本作は、京都を拠点に活動するオリジナルミュージカル劇団、劇団とっても便利の代表作で、本公演は再々演となる。

劇団とっても便利の主催は、今作の作曲・脚本・演出をつとめる大野裕之。ドラマ性の強いロンドン・ミュージカルに大きな影響を受け、クラシックからコンテンポラリーまで様々なジャンルの音楽・ダンスでドラマを紡ぐ作風が人気で、昨年、劇団結成30周年を迎えた。

本作の舞台は、連日繰り広げられるショーが人気のBar「complex」。ある日、常連の中年ニートが突然「今度、区議会議員に立候補する!」と叫び、彼の出馬により、Bar『complex』に集う人々は「彼が当選したら、何かが変わるかも知れない」と応援。夢を追い、夢を追い続ける男と、その男に自らの夢を託した人々。それぞれの思惑を胸に秘めて挑んだ選挙戦は見事当選!しかし、その先に待ち受けていた現実は彼らの思い描いていたものではなく…。

今を生きる者たちが感じ、直面している世界を、多彩なダンスや音楽から伝統芸能まで取り入れたオリジナルな表現で紡ぐ、乾いた人間関係とウェットな愛憎が渦巻く群像劇となる。

主演は、室将也。新たに本作の主人公となる、突如区議会議員に立候補するストリート・ミュージシャンの国木田威役に挑む。共演者には、麻央侑希、加藤夕夏、岡本悠紀、松本岳、星名美怜、設楽銀河、横山統威、峰蘭太郎という多彩なゲストが集結。さらに、高嶺ふぶきが2008年、2023年に続きBarのオーナー・まんじー役として華やかさを加える。クラシックバレエや日本舞踊、声楽、文楽、殺陣、ジャズダンス、コンテンポラリーダンスなどあらゆる身体表現を駆使する劇団員が集結し、装い新たに生まれ変わった唯一無二のミュージカルに期待が寄せられる。

(上段左から)室将也、麻央侑希、加藤夕夏、岡本悠紀、松本岳(下段左から)星名美怜、設楽銀河、横山統威、峰蘭太郎、高嶺ふぶき

日替わりゲストも決定し、大阪ゲストとして、朝ドラでもお馴染みの落語家 桂吉弥、読売テレビの朝を支えるアナウンサー 立田恭三、ひょっとこ芸でお茶の間を沸かす吉本新喜劇俳優 烏川耕一、ものまねと司会で魅せる芸能界のレジェンド 大平サブロー、鋭い視点でニュースを斬る名アナウンサー 野村明大、そして新境地を切り拓く実力派吉本新喜劇座員 千葉公平といった、関西の文化を牽引する濃厚でエネルギッシュな面々が勢揃いする。

さらに東京ゲストとして、安定感のある歌声と幅広い役をこなす器用さでミュージカル界を支える原田優一、端正な容姿とダイナミックな演技を兼ね備え、舞台上で鮮烈な存在感を放つ林光哲、数々の舞台や映像作品で主演を務め、唯一無二のカリスマ性で観客を魅了し続ける高崎翔太、本作で若い男役をWキャストで務める横山統威が自身の出演日以外にも大千穐楽にゲストとして出演することが決定している。

(上段左から)原田優一、林光哲、高崎翔太、横山統威(下段左から) 桂吉弥、烏川耕一、大平サブロー、千葉公平

このたび室将也×麻央侑希×岡本悠紀×大野裕之のオフィシャルインタビューが到着したので紹介しよう。

――初演、再演の映像をご覧になったり脚本をお読みになった感想をお願いします。

:僕が演じる国木田威は無垢で真っ白な存在なんだろうなと思いました。だからいろんな影響を受けていろんな色に染まっていく。僕自身は無垢ではないんですけど、国木田は職を転々としていて、僕もいろいろなことをやってきたので、共感できる部分もあって、自分なりの国木田ができそうだなと。

麻央:これまであまり演じるチャンスのなかった等身大の女性の役で、面白そうだなと思いましたし、未完成な人が集まって、最後にまたみんなで成長していこうよって、人生を進めていく作品だなと感じました。座組の化学反応が楽しみです。

岡本:僕はまずお話を頂いた時に役名を確認して「ヨガ・パイナップル⁉︎」「国木田威、蓉子、アキコといる中で俺はヨガ・パイナップル⁉︎」と驚きまして(笑)。

室・麻央・大野 :(笑)

岡本 :「俺は飛び道具なのか?」と思いながら脚本を読んだら、すごい数の登場人物一人一人にドラマがあって、一つの役、一つの曲、一つのシーンをこの人たちと作っていけるんだと、楽しみでしょうがないし、いろんな感情がわきました。あと関西弁! ここにいる3人みんな関西弁マスターじゃないですか。

麻央: 私はそんなことないです。

岡本 :よかった。俺以外全員敵かと思ってました(笑)。これまで演じた関西弁の役は、セリフが少なかったり、曲で誤魔化せたりしたけど、この役はそうはいかないから。

大野: 実は言葉は岡本さんに合わせて変えようと思っているんです。

室: いやいや、変えちゃダメです。

全員 :(笑)

――『complex』初演は2005年。劇団「とっても便利」の10周年記念公演として上演された舞台です。そもそも作ろうと思ったきっかけはどんなことでしたか?

大野 :当時、政治に関係のない若者が政治家になるための養成塾というものを知ったんですよ。なんじゃこりゃ?と思って、その塾に行く知り合いについて行って話を聞きました。そこでは政策とかではなく、こんなふうに準備してこんなことをしてこんな活動をする、という方法だけを教えてはる。それはとても奇妙だったんですよね。何がやりたいとかじゃなくて、政治家になって目立ちたい、認められたい、人の上に立ちたい。今ふうの言葉で言えば承認欲求ですね。でもそれって誰にでもあることだなと思ったのが出発点です。国木田の立候補をきっかけに、さまざまな人の夢や欲望が露わになってぶつかり合っていく群像劇が描けたらなと。

――その後2007〜2008年の再演、2023年の再再演を経て、今回、国木田役を主演にして、新たな形での上演となります。室さんと大野さんは今回が初めてですか?

室 :そうです。でも実は「とっても便利」の劇団員の多井(一晃)くんとは共演したことがあって。

大野 僕は多井から室さんの話を聞いていたんですよ。「室さんて素晴らしい人がいるからうちの劇団の公演に、ぜひ客演に来てもらいましょうよ」ってずっとずっと言ってたんで、念願かないました!

室: ありがとうございます! 僕はそういうこと全然知らなくて、出演が決まって多井くんに電話してもドライに「よろしくね」くらいだったんで。ほんまツンデレですよ、彼は。

――「とっても便利」はもともとは大野さんが大学在学中に旗揚げされた劇団ですが、ミュージカルに興味を持たれたきっかけは?

大野 :高校卒業して浪人してる時に軽い気持ちでバイトをして夏の間イギリスに行ったんです。僕は子どものころからチャップリンとビートルズが好きだったんで、そしたらイギリスでしょう?  で、ロンドンといえば演劇の都なので、ちょっと観ようかなと思いまして、そうしたら劇場に入った瞬間磁場が違った。最初の音が鳴った瞬間うわーって泣いてしまった。それが僕のミュージカルとの出会いです。ちょうど『サンセット大通り』が初演をしていたんですけど、衝撃を受けまして。ミュージカルって明るくてハッピーなイメージだったんですよ。こんなおどろおどろしいドラマをできるんだ。ミュージカルってなんでもできるんだなと思いました。それで帰国してミュージカル劇団を作ったんですよ。だから僕はロンドンミュージカルにすごく影響受けてます。チャップリンも、彼のパントマイムには身体からの音楽性があってミュージカルとの共通点があると思います。この舞台に出演していただく峰蘭太郎さんは東映剣会のチャンバラの方ですが、チャンバラって本当にリズムが大事ですよね。チャップリンを歌舞伎化した『蝙蝠の安さん』の監修をさせていただいたり、7月に文楽『街の灯』の脚本・演出もするんですけど、歌舞伎や文楽もリズムと音楽でドラマを紡いでいくという意味では、日本のミュージカルなんじゃないかと思うんです。

――『complex』にも日本舞踊や文楽、殺陣などが取り入れられていますね。

大野 :そうなんです。音楽でもなんでも、何を舞台にのせてもいいんだよっていうのが、僕にとってのミュージカルです。

――麻央さんと岡本さんはこれまでたくさんのミュージカルに出演されています。お二人にとってのミュージカルとは?

岡本:僕がこの世界を志したのは宝塚の影響です。

麻央:へえ!

岡本:ミュージカルの原点が宝塚で、だから僕はすごくきれいな世界を見て育ってきたんです。それとはまったく趣の違う、一人一人に魂が燃えて生きている『complex』みたいな作品もあれば、2.5次元舞台やディズニー原作の舞台もある。ミュージカルはいろんな型があると今は思っています。

麻央:家族の影響で『キャッツ』や『オペラ座の怪人』のような完成された作品を見て育って、宝塚では「美しいものを見せる」ということを第一にずっとやってきました。だから本当にこの等身大の人間を演じることに憧れがあって、研究しがいがあるなと思っています。バレエもあるし、日舞もあるし、私は殺陣はやらないですが、清家(三彦)先生が殺陣で入っていらっしゃることも楽しみで、それが一つの作品で成立するミュージカルって、本当に面白いですよね。

――室さんはいかがでしょうか。

室:今回が初ミュージカルです。ミュージカルは大好きな歌と踊りが役者として生かせる場所だと思うので、機会を頂けてうれしいです。本当に未知数すぎるんですけど、これを機にいろんなことを吸収したいです。

――室さんと麻央さんはご夫婦の役ですが、お互いのことはご存知でしたか?

室 :今日初めてお会いしたんですが、すごく大人の女性だなという印象なので必死についていきたいです。夫婦役としては高低差カップルなので、壁ドンをしたいです!

大野 そんな場面はないのですが(笑)。

室:めちゃおもろいと思いますよ。見上げる壁ドン。

麻央:されてみたいのはある(笑)。私は室さんのお兄ちゃんの龍太くんと共演したことがあって、しっかりしていて礼儀正しい方だったので、弟さんはどんな感じかなと今日会えるのを楽しみにしていたんです。そしたらとても面白い方で、稽古が楽しみになりました。

――岡本さんと大野さんはダブルキャストでヨガ・パイナップル役を演じられますが。

岡本:作曲・脚本・演出をされるって、もうこの作品のマスターじゃないですか。そういう方とダブルキャストってだけでもうすごくプレッシャーなんですが、しかも僕の姉(演出家/岡本寛子)がチャップリンに倣ってハットを被ったりするくらいのチャップリン好きで、もちろん大野さんのことを存じ上げていて「あんた大丈夫?」「くれぐれも失礼ないように」とずっと言われていたんです。だからもう本当にプレッシャーを感じていますが、人生初のダブルキャストなので大野さんの背中を追いかけながら楽しみつつ切磋琢磨していきたいと思います。

大野:僕もすごくプレッシャーです。岡本さんはミュージカルの世界でご活躍の大プロフェッショナルじゃないですか。うちの劇団は学生演劇から始まってるので、どこか僕にはアマチュアの意識があって、それはいい意味で、知らないことにどんどん挑戦していけるという側面もあるんですけど、それでもミュージカル俳優としてプロの方にやっていただいて、自分の至らなさが目立ったらあかんな、一生懸命やらなあかんなってずっと思っています。それと、自分で書いた役だけど自分のことってなかなか気づかないものなので、岡本さんにやっていただいて、ヨガ・パイナップルはこういうお役だったんだって教わることになると思うので、それはとても楽しみです。

――最後に今の時点で「この作品の魅力はこういうことになりそう」というのを教えてください。

大野:歌で新しい世界を拓きたいと思っているのでそこを感じていただけたらなということと、演出的には曲もダンスもいろんなものをのっけて、舞台装置は非常にシンプルに、なんでもありの意欲的な作品にするので、いろんなパターンの楽しみ方ができるのではないかということ。それから、国木田が立候補することをきっかけに登場人物がそれぞれ胸に秘めていた夢が噴出しぶつかり合って、破壊され再生していく物語なので、お客様はその誰かには感情移入できるのではないかと思っています。僕たちはコロナ禍で日常がバンっと崩壊した瞬間を経験して、そこを乗り越えてきました。そういうふうな「暁の光が差し込む」ような気持ちになってもらえたらと思います。

岡本:お客様によって感じることも感じる瞬間も違う作品になるんじゃないかな。見終わった後語り合ってほしいなと思うし、僕もそのお客様同士の感想を聞いてみたいです。それから、演出と脚本と作曲を全部やるのって絶対大変だと思うんですよ。『RENT』のジョナサン・ラーソンが同じことをやってるんですけど、だから僕は大野さんを和製ジョナサン・ラーソンだと思っていまして、そんな方の作品の一部になれることが、何より楽しみです。

麻央:演じ手のこれまで生きてきた人生が鏡のように映し出される作品になるんじゃないかと思います。登場人物の誰かには「この子会ったことあるな」って親近感がわくんじゃないかな。そして、この先の人生で、ドラマチックなことから些細なことまでいろんな壁にぶつかったときに思い出して背中を押してくれる応援歌になるような、そんな舞台になったら面白いなと思っています。

室:国木田が主役ということになっていますが、登場人物全員にフォーカスが当たるので、絶対気に入っていただける役柄がいると思います。さらに歌と踊り、エンタメ要素も強いので、多くの方の感情を動せる作品です。観てくださった皆さんに愛される舞台になるように、全力で頑張ります:

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ミュージカル『complex』公演概要

作曲・脚本・演出:大野裕之
出演:室将也、麻央侑希、加藤夕夏、岡本悠紀・大野裕之(ダブル)、松本岳、星名美怜、設楽銀河・横山統威(ダブル)、峰蘭太郎/高嶺ふぶき 他

大阪公演:2026年5月14日(木)~5月17日(日)@ABCホール
東京公演:2026年5月21日(木)~5月24日(日)@博品館劇場

チケット料金(税込・全席指定):S席:10,000円 / A席:7,000円
イープラス https://eplus.jp/complex2026/
チケットぴあ https://w.pia.jp/t/complex/

主催: 劇団とっても便利 る・ひまわり
公演HP: https://le-himawari.co.jp/galleries/view/00132/00758




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