篠井英介主演で2026年3月・4月に上演される舞台『欲望という名の電車』の出演キャスト、大阪公演の日程・会場が決定した。
今公演で19年ぶり4度目のブランチを演じる篠井だが、ブランチの妹の夫 スタンリー・コワルスキー役には、2001年版と2003年版でハロルド・ミッチェル役を演じた田中哲司。今公演では新たな役に挑む。
ブランチの妹 ステラ・コワルスキー役には、Netflixのドラマ『地面師たち』で注目を集めた文学座所属の松岡依都美。スタンリーの同僚 ハロルド・ミッチェル(ミッチ)役には、名立たる演出家の作品に引く手あまたの坂本慶介が決定した。
さらに、スタンリーとステラが住むアパートの大家 ユーニス・ハベル役に宍戸美和公、ユーニスの夫 スティーヴ・ハベル役に森下 創、スタンリーの友人 パブロ・ゴンザレス役にぎたろー、看護婦、メキシコ女役に平井珠生、集金人の若者役に松雪大知、そして、医師役には、音楽・生演奏も兼ねる吉田 能、という個性豊かな顔ぶれが揃った。世界中で愛される不朽の名作が、2026年春、新たな翻訳・演出版で誕生する。
【ストーリー】
アメリカ南部、ルイジアナ州ニューオリンズ。
南部の名家出身のステラ(松岡依都美)は、ポーランドからの移民である夫スタンリー・コワルスキー(田中哲司)と結婚し、貧しくも幸せに暮らしている。
そこへ姉のブランチ・デュボア(篠井英介)が突然訪ねてくる。
デュボア家はフランス人が先祖の富裕な家柄だったが、ブランチは続いた親族の死をあげつらい、ついには家屋敷を手放したことを告げる。
疲弊しきった様子のブランチ。ステラは姉を想って自分たちとの同居を勧め、三人の奇妙な共同生活が始まった。
粗暴で直情的なスタンリーと、上品ぶった淑女気取りのブランチは暮らしのあらゆる点でぶつかり合う。破産したと言いながら、現実味のない言動で周囲を振り回すブランチを、スタンリーは怪しみ、彼女の過去や周辺を探り始める。
一方のブランチは、スタンリーの同僚ミッチ(坂本慶介)との出会いに、新たな希望を見出しつつあった。
束の間の平穏。
だが、小さな貸家での暮らしは軋み始め、ブランチの誕生日に決定的な亀裂となる出来事が起きてしまう。
行き場を失ったブランチがたどり着くのは……。
田中哲司 コメント
2001年、2003年と、もう20年以上前に英介さんとご一緒させて頂いた『欲望という名の電車』にまた参加出来るのは、とてもとても感慨深いです。
英介さんにとって特別な作品を、G2さん、英介さん、そして初めましての共演者の皆さんと一緒に模索出来るのを楽しみにしてます!
数々の俳優がやって来たスタンリー役を、自分にしか出来ない、何か、を探しながら稽古に取り組みたいと思います。
松岡依都美 コメント
このタイミングでこの作品、しかもステラという役をいただけるなんて夢にも思っていなかったので、お話しをいただいた時はとても嬉しかったのと同時に、踏み出すには正直勇気が要りました。文学座の財産演目であるこの作品を、劇団ではない場所で“演る”ということは私にとって大きな挑戦となるからです。でもブランチが英介さんという事で、このような素晴らしいチャンスは後にも先にも今しかない!と思い腹を括りました笑。演出家のG2さん、英介さんをはじめ、素晴らしいキャスト、スタッフの皆様と共に、まだ見ぬ「欲望という名の電車」に乗ってどんな世界へ旅立てるのか。全力で挑んでまいります!
坂本慶介 コメント
活字なのに、身体にくる。
初めてこの作品に触れたとき、この感覚に驚いた記憶があります。
私が演じるミッチは揺れています。
シチュエーションは違えど、今の自分に大きく重なり、それはつまり多くの方の今に重なるのだと思います。
ミッチに限らず、この作品の時世を飛び越える圧倒的な何かを、劇場にいらしてくださった方々と共に探していきたい。
そのために精一杯努めます。
劇場でお待ちしております。
『欲望という名の電車』公演概要
作 テネシー・ウィリアムズ
翻訳・演出 G2
出演  篠井英介  田中哲司  松岡依都美  坂本慶介
宍戸美和公  森下 創  ぎたろー  平井珠生  松雪大知  吉田 能
公式サイト https://yokubou2026.com
公演に関するお問合せ 吉住モータース 03-5827-0632 (平日11:00~18:00)
主催・企画製作 吉住モータース
東京公演
日程 2026年3月12日(木)~22日(日)
会場 東京芸術劇場 シアターイースト 
大阪公演
日程 2026年4月4日(土)・5日(日)
会場 近鉄アート館


 
			 
			 
			 
			 
			 
			 
			 
			