2025年5月17日(土)~5月25日(日)に東京・品川プリンスホテル ステラボールにて、5月30日(金)~6月1日(日)に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて、劇団「ハイキュー!!」〝出逢い〟が上演される。
ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」で主人公・日向翔陽を演じていた須賀健太が演出を担い2023年8月に初演、本作は新作公演となる。
このたび、初演に引き続き山口 忠役で出演する吉野俊矢さんにインタビュー取材を敢行した。稽古場の様子や俳優になったきっかけ・将来の夢について語ってくださった。
――お稽古が始まって3週間ほど経ったとのことですが、稽古場の雰囲気はいかがですか?
すごくいい感じですね。皆さんが一致団結して『ハイキュー!!』を作り上げています。今回は烏野高校と音駒高校の話になりますが、みんなすごく仲が良くて部活動みたいな感じです。
――吉野さんは、前回の公演から引き続いて山口 忠役を演じられるということですが、周りも続投されている方が多いですか?
烏野高校は前回から引き続きの人が多いのですが、音駒高校に関しては、今回初登場です。前回からの烏野高校の関係性があるので親しみやすい面がありますし、音駒に関してはとても新鮮な雰囲気があります。
――演出は須賀健太さんですが、演出家としての須賀さんはいかがですか?
本当に素晴らしいと思います。須賀さんご自身が『ハイキュー!!』にたくさん出演されてきたからこそ、僕を含めた新しい子たちに、ご自分が培ってきた経験を惜しみなく教えてくださいます。演出家として、本当にすごいと思いますね。
――指示を出してグイグイ引っ張ってくれるタイプなのか、俳優に任せるタイプの演出家なのか、どちらですか?
両方あると思います。自分たちのことも信頼してくださっていますし、演出家としてしっかり指示を出してくださるところもあります。
――ご自身が演じる山口 忠はどんな役なのか、演じるにあたって意識していることを教えてください。
山口 忠は、努力家で仲間思いな子です。前作で山口は、月島 蛍(演:灰塚宗史)とペアで、山口は月島のことを「つっきー」と呼んでべったりでした。
今回は時を経て、烏野高校の1年生の中で、自分だけがレギュラーメンバーに選ばれなくて、悔しい思いをしたところがありました。それを踏まえた上で今回のタイトルにもある“出逢い”があります。チームの一員にならないといけない、前回より成長した山口 忠を演じられるように頑張っています。
――体育会系の話で役を演じるのは、どんな感じですか?
すごく新鮮です。スポーツが得意なほうではないので…。サッカーは習ってたんですけど、バレーボールは体育の授業でやった程度ですから、最初はちょっと不安な気持ちがありました。
でも舞台としてのバレーボールはまた少し違うので、例えばフォームや目線でボールがあるように見えるようにするとか、そういうところを大事にしています。なので、運動が得意不得意という意味での苦労はなかったです。
――現在のお仕事を始めるきっかけになったことは何ですか?
母がスターダストのオーディションを見つけてくれて、やってみたら? と言ってくれました。スターダストという名前は知っていましたし、やってみたい! と思ったのでオーディションを受けて合格しました。
――オーディションではどんなことをなさったんですか?
DREAMS COME TRUEさんの「やさしいキスをして」を歌いました。当時は変声期前だったので、女性の曲をよく歌っていたんです。小さい頃から歌が好きだったのですが、スターダストに入ってから演技レッスンを受けたことで演じることの楽しさを知り、俳優になりたいという気持ちが出てきました。
もともと映画やドラマを見るのが好きで「俳優さんってすごいな」と憧れや尊敬の気持ちがありました。先輩方のキラキラした演技を見て、自分もこうなりたいと思うようになったんです。演技は普段の自分とは違う自分を出せますし、演じることでストレスが発散できたりリラックスできたりするんですよ。
――『ハイキュー!!』で演じる山口 忠役は、ご自身と違う面はあるのですか?
実は違う面はあまりないんです。自分で言うのは恥ずかしいですが、努力家なところが似ていますし、仲間思いで内気なところなど、すべてが似ています。だからすごく演じやすいですね。
――プロフィールを拝見しましたが、趣味はピアノなんですね!
ピアノ教室は1年くらい通いましたが、小学校からほぼ独学で弾いていました。ジャンルは一つに絞らず、弾き語りをしたり、クラシックを弾いたりしています。
――お気に入りの弾き語りのレパートリーはありますか?
いろいろあるのですが、お気に入りは安全地帯さんの「碧い瞳のエリス」です。昔の歌謡曲が好きで、普段から聞いているので、ピアノでもよく弾きます。
――そして特技はダンスとのことですが、どういうジャンルを踊られますか?
ヒップホップです。事務所に入ってからダンスレッスンを受けて面白さを知りました。何事も全力でやる!というのが自分のモットーなので、事務所に入ったおかげで、いろいろな自分を発見できたような気がします。
――これからどんな役を演じてみたいですか?
すごい悪役をやってみたいです。例えば、自分とは全く逆のキャラクターの不良役とかにチャレンジしたいです。
――将来の夢は何ですか?
将来は歌って踊れる歌手になりたいです。そして映画の主演を務めて、その主題歌を歌うのが夢です。
――最後に公演に対する意気込みとファンの方へメッセージをお願いします。
前回よりもパワーアップした山口 忠を皆さんにお届けできるように、今めちゃくちゃ頑張ってるので、ぜひ観ていただきたいです。須賀さんが演出する劇団「ハイキュー!!」は、前作も素晴らしかったですけど、今作はより進化していると思います。
一致団結して1日1日を大切に、観てくださった人に「楽しかった!」と言ってもらえるような作品にできるように頑張ってます。ぜひ楽しみにして期待していてください!
取材・文・撮影:咲田真菜
【東京公演】
2025年5月17日(土)~5月25日(日)品川プリンスホテル ステラボール
【大阪公演】
5月30日(金)~6月1日(日)COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
演出:須賀健太
脚本:伊藤マサミ
音楽:和田俊輔
振付・ステージング:HIDALI
主催:劇団「ハイキュー!!」製作委員会
舞台公式サイト:https://www.gekidan-haikyu.com/stage2025/
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